
コラム
【山口県下関市】翼状片とは?症状や原因、どんな病気かを解説

「目頭から黒目に白い膜のようなものが伸びている」「最近、目の充血や異物感が続く」と感じていませんか。
これらの症状は翼状片(よくじょうへん)と呼ばれる病気かもしれません。
翼状片は白目(結膜)が黒目(角膜)に侵入する病変で、進行すると乱視や視力低下を引き起こす可能性があります。
放置しても問題ないケースがある一方、治療を先延ばしにすると手術の難易度や再発率が上がることもあります。
この記事では、翼状片とはどのような病気なのか、原因や症状、治療方法、再発予防まで詳しく解説します。
違和感を感じている方は、ぜひ参考にしてください。
翼状片とはどのような病気か
翼状片について
翼状片とは、白目の結膜が増殖して目頭側から黒目(角膜)に向かって三角形状に侵入する病気です。
結膜には血管が豊富に含まれるため、本来無血管組織である角膜に侵入すると赤く充血して見えるのが特徴です。
良性だが放置は要注意
翼状片自体は悪性腫瘍ではないため、初期段階では経過観察になることが多いですが、放置して進行すると角膜を引っ張って乱視を生じさせたり、視力低下を引き起こす場合があります。
発症頻度と疫学
翼状片は赤道付近の紫外線量が多い地域で多く、日本国内でも屋外作業やスポーツを行う人に発症しやすい傾向があります。
男女差は少なく、加齢とともに発症頻度が増加しますが、若年者でも発症するケースがあります。
翼状片の原因と発症メカニズム
紫外線曝露
発症原因として最も重要なのが紫外線です。
長年紫外線を浴び続けることで結膜上皮細胞や基底膜が変性し、異常増殖を起こして角膜に伸びていきます。
屋外労働者、農業従事者、釣りやゴルフ愛好者に多い理由です。
慢性的な刺激
埃や風、乾燥などの慢性刺激も発症に関与します。
特に乾燥地帯や砂漠地域では発症率が高いと報告されています。
加齢変化
加齢により結膜上皮のターンオーバーや角膜弾力が低下することで、翼状片発症リスクが高まります。
50代以降に多く見られますが、強い紫外線曝露歴がある場合は20〜30代でも発症します。
遺伝的要因
家族内発症が多いことから、遺伝素因も関与していると考えられています。
翼状片の症状と進行経過
初期症状
・目頭側白目に薄い膜状の盛り上がり
・軽い異物感、ゴロゴロ感
・充血が目立つことがある
進行症状
・黒目(角膜)に侵入が進む
・角膜を引っ張り乱視を生じる
・視力低下(侵入が瞳孔に近づくと顕著)
・コンタクトレンズ装用感の悪化
QOLへの影響
異物感や充血により、長時間のパソコン作業や運転、対面接客業務などで煩わしさを感じる人が多く、生活の質(QOL)を低下させる原因となります。
翼状片の治療方法と手術適応

経過観察
視力低下がなく、乱視も軽度であれば経過観察となります。
紫外線防御(UVカットサングラス着用)が進行予防に重要です。
薬物治療
翼状片自体を消失させる薬はありませんが、炎症や充血、異物感を緩和するためにステロイド点眼や抗炎症点眼を使用する場合があります。
手術療法(自己結膜移植術)
進行して乱視や視力低下をきたす場合、または見た目が気になる場合には手術が選択されます。
現在の標準術式は「自己結膜移植術」です。
手術内容
・局所麻酔下で、侵入部分の翼状片を切除
・切除後に患者自身の正常な結膜を移植して再発を防止
・手術時間は15〜30分程度、日帰り手術が可能
再発の可能性
手術後も再発することがあり、特に若年者では再発率が高い傾向があります。
再発防止のために術後の紫外線防御と定期検診が重要です。
翼状片を放置せず早めの相談を
翼状片は、紫外線や慢性的刺激などの影響で白目の結膜が黒目(角膜)に侵入する病気です。
初期は無症状でも、進行すると乱視や視力低下を招き、日常生活に支障をきたす可能性があります。
現在は、自己結膜移植術により再発率を低下させることが可能ですが、術後管理と紫外線防御が鍵となります。
「最近、目が赤い」「黒目に白い膜が伸びてきた」と感じたら、ぜひ早めに眼科を受診してください。
山口県下関のとね眼科では、翼状片の診断から日帰り手術、再発予防指導まで丁寧に対応しております。
違和感を抱えたままではなく、クリアで快適な視界を取り戻しましょう。
山口県下関市の「とね眼科クリニック」

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とね眼科クリニック
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