円錐角膜
円錐角膜とは
円錐角膜は、黒目の中心部分が徐々に薄くなり、角膜が円錐状に前方へ突出する進行性の疾患です。
多くは思春期から青年期にかけて発症し、両眼性であることが一般的です。この病気が進行すると、視力が低下し、最終的には眼鏡での矯正が難しくなります。
進行が著しい場合や合併症を伴う場合には、角膜移植が必要となることがあります。
円錐角膜の症状
初期の症状としては、まぶしさの増加や、物が二重に見える、光に対して過敏になるなどがあります。
さらに進行すると、角膜の突出が目立ち、角膜の透明度が低下して視力が悪化し、物がゆがんで見えるなどの症状が現れます。
特に進行が早いケースでは、急性水腫という状態が発生することがあります。
これは、角膜の内側にあるデスメ膜というバリアが裂け、眼内の液体が角膜に流入することで急激な角膜の腫れと視力の低下を引き起こす状態です。
急性水腫は通常、数週間から数か月で改善することが多いものの、強い角膜混濁が残った場合には、視力障害を避けるため角膜移植が必要となることもあります。
円錐角膜の原因
円錐角膜の正確な原因はまだ完全には解明されていませんが、角膜のコラーゲン繊維の架橋構造の異常や、細胞外マトリックスの分解酵素の活性が関与していると考えられています。
また、目を頻繁にこすることや、目に対する打撲などの物理的刺激が病気の発症や進行の一因となる可能性も示されています。
円錐角膜の診断
診断は主に眼科検査で行われます。
角膜の厚さや形状の変化を確認するため、角膜トポグラフィーやペンタカムなどの精密検査が用いられます。
当院の治療
当院では、円錐角膜に対して複数の治療法を提供しています。
進行が初期段階であれば、特殊なハードコンタクトレンズや角膜クロスリンキング治療を使用して視力の安定を図ります。
症状が重い場合には、角膜移植手術も選択肢となります。
患者様の状態に応じた最適な治療法をご提案いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。